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スタッフブログ

高血圧という勘違い

先日私の母(84歳)が、散歩中今までにないふらつきを感じ、しばらく休憩した後、家に帰り血圧をはかると、血圧計が200を示しました。これに驚いた母は、近所の親戚に病院へ連れて行ってもらい、降圧剤を服用した。と言う電話がかかってきました。

このようなことは高齢者には起こりがちですが、対応を間違うと取り返しのつかないことになりますので、これから述べることを参考にして下さい。

ここで既に母の対応は間違っていました。その理由を説明します。

まずふらつきが起こる原因について、私の母も含め、多くの人が医者からきちんとした説明を受けないので、むしろ高血圧が原因だと詭弁を弄するため正しいことは伝わりません。

意外に思われるかもしれませんが、ふらつきが起こる瞬間は、血圧が低いのです。血圧が低いからふらつきが起こるのです。つまり血圧が低くなりすぎると脳内は血流不足に陥り、酸素不足になりふらつきや頭痛が起こるのです。これは脳に血液が足りていないという危険信号なのです。貧血状態と同じです。そしてこれは物理です。血圧が高くてふらつくことはまずあり得ないと、脳神経外科のお医者様も仰っています。

そして次の瞬間、血圧を上げ、回復しようとするのです。ですからその後、血圧を測ったときは高血圧になっているのです。これが体を危険から救う仕組みです。正常な働きなのです。

多くの人は、ふらついた時の血圧を計らないでしょうから、その瞬間が低血圧であると言うことは知り得ません。だからふらついた原因が高血圧だと言われても納得してしまうのです。

これを理解できない、もしくは医者が教えないから、間違った対応をするのです。何が間違った対応か?それは上記のふらつきの説明が理解できれば自ずと解るはずです。

私の母は、血圧が200あったと言い、医者に勧められ降圧剤を服用しました。血圧が高かったのは、ふらつきから脱するため(脳への血流を回復させるため)の自己防衛反応です。それに対して降圧剤を服用すると言うことは回復させないと言うことなのです。むしろ血圧を200以上に上げることが出来たから、家まで帰ってこられたのです。

この際、日頃から降圧剤を服用している場合は、血圧を上げることが出来ず、その場に倒れ込む可能性が高くなります。つまり自力では戻れなくなると言うことです。それが運転中や風呂場で起これば・・・。

そして多くの人はその後、降圧剤を服用し続けることになるのでしょう。

幸い私の母は、私の説明を理解し、降圧剤の服用は、そのときの一度きりで止めさせることが出来ました。

本来血圧が正常な人(健康診断で血圧が高いと思い込まされている人)が、あるいは血圧の低い人が、間違いで降圧剤を服用し始めたら、更に血圧が下がり、ふらつきやめまいが起こるようになり、転倒、さらには脳梗塞、認知症になる可能性が高くなるでしょう。

降圧剤を服用し始めたとき、血圧がなかなか下がらず薬を変えられたり、複数服用させられた経験があるはずです。これが何よりの証拠で、体は血圧を下げるな、と必死に反発しているのです。しかしそれを服用し続けると、体は薬に支配されるようになり、必要なときに血圧を上げることが出来ず、様々な事故につながるのです。

これが理解できない限り、事故も要介護者も減らないでしょう。