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高血圧が体に悪い?

世間では、高血圧が病気の元凶だとされ、多くの人が信じて疑いませんが、実は低血圧が病気の元凶なのです。高血圧、低血圧と言っても多くの人が間違った情報をすり込まれているので判断しにくいと思いますが、改めて血圧について述べておきます。

基本は、今の自然な状態の血圧は、異常ではないと言うことです。なぜなら多くの人はそれまで異常はなく、元気に健康診断を受けに行き、たまたまその数値を目にしただけです。そして、その時点で高血圧症と診断され、病気だと思い込んでいるに過ぎません。血圧はその人の体が決めるのです。そこに間違いはそんなに起こらないのです。

血圧の基準からはみ出すことを心配する人が多いですが、所詮その基準は人が決めたものです。都合良く決めることができるのです。その証拠に血圧の基準は、ころころ変更されます。繰り返します、血圧は自分の体が決めるのです。

一応言っておきますが、上記のことは、血圧を変動させる機能に異常がない場合です。しかし、そのような人は多くはいません。つまり殆どの人は正常だと言うことです。

それなのに高血圧症と言われ、薬漬けになる人が多くいます。私はこれに警鐘を鳴らしているのです。なぜなら降圧剤を服用している人の多くは、低血圧に陥る可能性が非常に高いからです。低血圧になるとどうなるか、フラフラしたり、めまいがしたり、力が入らなかったり、頭痛がしたり、吐き気がしたり、などなど体にとって不都合なことが度々起こるようになるのです。簡単に言えば貧血状態です。この状態が交通事故や風呂場での事故の原因になるのです。元々血圧が低い人はよく起こしますが、その場合は血圧を上げる機能は阻害されていないので大事に至ることは多くはないと思いますが、それを薬によって阻害している人は取り返しのつかないことになる場合が多いのです。転倒し頭を打ったり、骨を折ったり、私のお客様にも多くいます。

またふらつきなど上記の症状は高血圧ではまず起こりません。血圧が低すぎて、脳に血液が足りなくなるから起こるのです。つまり脳は貧血状態=酸欠状態です。物理的に考えてください。高血圧は脳に血液が満ち足りていると言うことです。

しかし体は賢くできているので、薬に逆らい、血圧を上げ、脳に血液が届くように頑張るのです。その際、心臓に必要以上の負荷をかけることになります。そして、その状態で長い年月が経つと老化も伴い、その反作用が働きにくくなり、薬に支配されるようになります。そして脳梗塞、認知症という結果を招くことになるのです。つまり介護認定を受けるきっかけになるのです。そのときに後悔しても遅いのです。ですから正しい知識を身につけ自分の体は自分で守ることが大切なのです。

当たり前ですが、血圧は年齢によっても違います。20歳の人と80歳の人が同じ基準と言うことが、そもそもおかしいのです。さらに当然人によっても違います。その人の体に合わせて、その人の体が最適な血圧を決めるのです。そして、その幅は大きく、120の人もいれば200の人もいるのです。その状態がそれぞれの健康を維持するためには必要だと言うことです。

因みに57歳の私の血圧は、170前後です。ついでにコレステロールも290です。多くの人はその数値が異常とすり込まれているため、目の当たりにすれば、異常もないのに驚くのです。見た数値がすべてかのように。しかし全く違います。24時間連続で血圧を測ることがないでしょうから、目の当たりにした時より、上がっている時や下がっている時があることを知りえません。ですが感情の変化や、行動の変化に伴い、血圧は常に変動しているのです。怒ったり、緊張すれば軽く200を超えることもしばしば、それを知らないだけなのです。知らぬが仏とはよく言ったものです。

何度も言いますが、100歳で自立できている元気な方の血圧は、156~220だそうです。つまり高齢になるほど血圧が高くないと、命があっても自由に暮らせないと言うことです。早く気付いたもの勝ちです。将来健康でいるためにも今一度お考えください。