皆さんが持っていると言うか、恐らく持たされている血圧の認識を改めて、事実に基づいて考えを変えないといけないと思います。そうしなければ今後も様々な、いわゆる病気というものは減らないばかりか、安易に言われるがままに薬に頼ると自らを病気に向かわせることになります。これを医原病(医療行為により起こる病気)と言います。つまり作られた病気なのです。
何度も言いますが、血圧は意図的に動かせるものではありません。感情や感覚、言動、薬剤など以外で、何かを食べたから、何かを飲んだからといって下げたりは出来ないのです。本来血圧は上記以外の何者にも左右されないようになっているのです。
たとえ薬剤であっても簡単には下がりません。体は必死に抵抗するのです。なぜなら下げられては困るからです。しかしそれを理解せず服用し続けることにより、次第に薬剤に支配され、今度は、必要なときに血圧を上げられず、事故につながる可能性が高くなるのです。(転倒、自動車事故、風呂場での事故など)
血圧は自律神経によって常に体にとって良い状態に、自動的に調整されているのです。その自然な状態の血圧を無理矢理下げるのだから当然予期せぬことが起こるのです。それが体の仕組みです。そしてそれが今必要とする血圧なのです。
また何かで血圧が上がった、下がったと、証明することは出来ません。血圧は常に変動しているからです。血圧は体の必要に応じて上げ下げするのです。つまり血圧は様々な状況に応じて自分の体が決めるのです。他人ではありません。薬でもありません。そもそも血圧は自分の体以外の何かに左右されてはいけないのです。
血圧は命を守り、健康を維持する為の重要な役割を果たしているのです。ですから血圧の数値にかかわらず自然な今の血圧を保つことが重要なのです。
現在、高血圧とされる人の90~95%は本態性高血圧と言われ、老化に伴い上がる正常な血圧なのです。むしろ加齢とともに血圧が下がると自立できなくなるのです。つまり生理現象なので薬など必要ないのです。そしてそう主張する欲のない医師は多くいます。
しかし多くの人は、目の前の医者に、血圧が上がると脳卒中など大変なことになると脅され、それを盲信して降圧剤を服用する羽目になりなります。殆どの人、高血圧と言われる90~95%は必要ないのに。だから要介護者が後を絶たないのです。
残りの5~10%の人は、血圧を降下させる機能に異常がある人で、その人達は降圧剤が必要なのです。
つまり血圧を降下させる機能に異常がない人は、降圧剤は必要ないと言うことです。