血圧とは、血管にかかる血液の圧力です。血圧を気にかけている方は多いと思いますが、健康に過ごすためには、血圧に対する正しい認識をもつべきです。
まず、人が活動するためには血圧を上げなければいけません。つまり活動する前は低い状態なのです。ですから朝起きるときに自律神経が働き血圧を上げるのです。そしてその後ある一定の範囲で上下しながら活動できる状態を保つのです。これは人の意思とは関係なく、体自体が自動的に調整するのです。例えば落ち着いているときは低い状態で、興奮や緊張すると血圧は上がります。つまり人が活動する間、感情により、あるいは物理的な行動により常に上下するのです。そしてその血圧の範囲は、人の体重や身長、年齢のように、人それぞれなのです。つまり個性といえるのです。身長や体重、年齢を同じにすることなどできませんよね。この違いは、差、であり違う人の差を埋めるには無理があるのです。
血圧も人によって、その人の体の機能が正常に働くように、それぞれ違う血圧が必要なのです。つまり今の血圧は、今の体の状態(すべての細胞に血液を届けるために、言い換えればその血圧でないと血液は隅々まで届かないのです。)を保つために必要だと言うことです。その良い状態が血圧140の人もいれば、200の人もいるのです。血圧140が、あるいは200が一概に悪いとはいえないのです。
因みに現在人生人生10年時代と言われていますが、100歳で自立(何でも自分一人でできる元気な状態)できている人の血圧は156~220だそうです。このような自立できている、元気な老人を目指しましょう。