熱中症が流行っている、と報道されたと思うと、今度は夏に脳梗塞が増えていると言い出しました。そして専門家による原因が的を射ず、暑さのせいや、脱水、睡眠不足、ストレスなどを挙げ、原因の一番は、高血圧だと言っていました。
全く逆です。脳梗塞の原因は、低血圧です。血圧が下がるから血流が悪くなり、血液が澱み、固まりやすくなるのです。それを回避するため、次の瞬間血圧を上げ詰まらないようにするのです。だから脳梗塞を起こした後の血圧は高いのです。これは自分で治そうとする体の仕組みです。この状態で血圧を下げれば取り返しのつかないことになります。生半可な知識で血圧を下げてはいけません。特に暑い夏場は自然に血圧が下がります。薬で血圧を下げている人は、さらに下がります。この状態が血管を詰まらせやすい状態なのです。
物理的に考えてみてください。流れの速い川を想像してください。詰まるイメージがわきますか?これは水圧(血圧)が高い状態です。逆に澱んでいるドブ川はどうでしょう。あちらこちらにゴミがたまっていますね。これが水圧(血圧)が低い状態です。これを考えれば一目瞭然ではないでしょうか。物理、道理は嘘をつきません。
上記のような誤った情報を信じ込まされているから脳梗塞や心筋梗塞、あるいは他の血管が詰まる現象が減らないのです。
脳梗塞や心筋梗塞、他に血管が詰まる様々な状態をつくらないためには、漫然と血圧を下げないことです。