この度問題になっている紅麹はコレステロールを減らすとされています。以前私も紅麹を含む商品を勧められましたが、減らしてはいけないコレステロールを減らすと健康体を害すると解っていたので断り、紅麹は取り扱いませんでした。そしてそれは正解でした。前にも述べたようにコレステロールは体内で細胞膜や各種ホルモン、特に副腎皮質ホルモンなどの原料になっているのです。その非常に重要な役割を担っている大事な、しかも必要だからこそ肝臓で作っているものを、何故減らす必要があるのか、何故減らすことの弊害は考えさせられないのか。そこに気づくべきです。薬の作用も含め、体の仕組みに逆らうべきではないのです。理に逆らうと言うことは、体の健康を維持するための複雑な仕組みを遮断する行為です。何も知らずにそういうことをしていると取り返しがつかないことが起こるのです。自分の大切な体です。巷では多くの疑問符のつく健康情報や、病気の原因などが流布されていますが、後悔しないように、人任せにするのではなく、ある程度体の仕組みを知り、自分で考えるべきです。体に起こる多くのことは自分で自然に処理できるのです。健康であるために体が調整しているのです。つまり、多くの人の場合、現在の血圧、コレステロールが、まさに健康健康を維持するための結果なのです。
因みに欧米では日本のようにコレステロールや中性脂肪は気にしないそうです。日本の肥満率は欧米と比べても明らかに低いのです。お相撲さんのような体格の方はあまり見られないですよね。日本の基準でいくと欧米の方の多くは体を壊していることになります。そんなわけはありません。多くの方は元気にしていらっしゃいます。
もう一度言います。まずは体の仕組みを知り、自分で考えましょう。人の体はそんなに弱くはありません。よほどのことが無い限り自分で自然に修復します。間違った情報を鵜呑みにするのは危険です。