特に降圧剤を服用している方は、お風呂場での事故に要注意です。血圧を下げ続けている以上、常に普通でない状態であることを自覚しておくことが事故を防ぐ要因になります。
冬場の入浴は、夏場以上に血圧の変動が起こります。と言うかその必要があって起こるのです。特に湯船から上がるとき、本来その瞬間に血圧を上げなければいけないのですが、降圧剤やアルコールが入った状態では、血圧をスムーズに上昇させることができにくくなります。これが事故の原因です。
血圧が上がらないため、ふらつき、転倒する事故が多いのです。湯船の中でも血圧がうまくコントロールできなければ、最悪の事態を迎えることになります。
そのような事故を避けるためには、無理に血圧を下げないことですが、それができない場合(出来ないということはないはずですが)、ゆっくり湯船から出たら、いったん座り、血圧を整えることをお勧めします。どうぞお気をつけください。