多くの場合、いわゆるヒートショックの対策として、お風呂場との温度差をなくすことや、お風呂の入り方などに注意喚起がされています。殆どそこに集中しているようです。果たしてそれが正しいのでしょうか?間違いとは言いませんが、肝心なことが説明されていません。
ヒートショックと呼ぶこと自体、肝心なことから目を逸らそうとしているように感じます。あくまで感想です。
ヒートショックと言えば、普通、温度差に原因があるのだと思います。だから上記の対策になるのですが、事故に遭う方は減りません。
しかしサウナを考えてください。最近流行っているようですが、風呂以上に熱いサウナから、一気に冷たい水に入り、しかもこれを繰り返しています。それなのにヒートショックと言われるような事故はあまり聞いたことはないのですが、おかしいですよね。そして、入浴より、体にとって過酷なサウナの方が危険だと思いますが、そこには注意喚起はされません。
さて、肝心なこととは何か?それは血圧の上昇機能についてです。サウナでそのような問題が起こらないのは、比較的若い人が多いこともあるかもしれませんが、おそらく血圧の上昇がしっかりできているからだと思います。たとえ若い人であっても、血圧上昇を、邪魔することをしていたら話は別です。
以前にも述べましたが、血圧を、必要なときに上げることができないから事故が起こるのです。血圧が上がっても、まず死ぬことはあり得ませんが、血圧が極端に下がり、それが戻せなくなったとき重大な事故につながるのです。
簡単に言うと、お風呂から上がる際に、血圧がスムーズに上がれば事故は防げるのです。つまり血圧の変動を抑制することは避けることが肝心だと言うことです。
多くの方が、それを理解するようになれば、お風呂場の事故は減るでしょう。