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スタッフブログ

コレステロールについて

コレステロールについても(薬以外で)何かを食べれば、あるいは飲めば下がる、とよく言われますが、これについても無理だと思います。そもそも下げる必要もないのですが。しかし同時に全くの嘘ではないとも思います。

研究レベルでは、コレステロール値を下げる可能性のある成分が見つかっていることは否定しません。しかし、それを口にしたところでどれだけ吸収されるかも解りませんし、即、体に作用するはずもないのです。

何故ならコレステロールについても、体の細胞膜など、様々な物質を作る材料として、肝臓で作られているのです。つまりコレステロールは体にとって必要だと言うことなのです。体にとっても勝手に下げられては困るのです。

コレステロールは、肝臓が血中のコレステロール濃度を一定に(これも血圧と同様その数値は、その人によって異なります)保つために必要に応じて作るのです。

何かによってコレステロールを下げられるとなると、体の機能がそれによって支配されていると言うことになります。これは非常に恐ろしいことです。紅麹の件を思い出してください。

因みに食事から摂るコレステロールは、血中のコレステロールには殆ど影響しないようです。そして女性の場合、ホルモンバランスの影響によりコレステロール値が上がることは当然のようです。しかし、女性の場合、若い頃から女性ホルモンにより、血管が守られてきているので、男性より血管は丈夫であると言うことは解っているようです。