先日専門家が、今年インフルエンザが流行る理由として、皆がコロナ禍により普段より気をつけていたから、インフルエンザに対する免疫が低下しているため。などと言っていました。前にも同じようなことを言っていた別の専門家がいました。まるで口裏を合わせているかのように。
しかしそれはおかしいと思いませんか?何故ならそもそもインフルエンザは子供がかかる風邪です。そして私達大人も子供の頃にかかり(しかも複数回)、インフルエンザに対する免疫を得てきたはずです。
そしてそれは子供の頃に限らず、大人になった今まで、毎年インフルエンザは流行ってきたのです。コロナ禍では流行りませんでしたが。
その間私達は、どこかで少しずつインフルエンザのウイルスにさらされてきたのです。そしてさらされる度に免疫は強化されるのです。中には、私はインフルエンザにかかったことがないと言う方がいますが、それは既に獲得した免疫により守られているのです。つまり症状が出るまでもなく免疫が退治していたと言うことなのです。コロナウイルスも同じことですが、おそらく日本中同じ空気を吸っている以上、ウイルスにさらされない人などいません。
ただその人の免疫状態や、浴びるウイルス数により発症するか否かは決まるのです。
因みにコロナ禍にインフルエンザが流行らなかったのは、単にインフルエンザウイルスがコロナウイルスに負けたということです。しかしインフルエンザが流行らなかった2020年、コロナが流行った年は、亡くなる方が前年より約1万人少なかったようです。これはどういうことを示すのでしょうか?