日本では、血圧を測るときは、殆ど病院で、医者の、あるいは看護師の前で、緊張状態、つまり血圧が高い状態で測定します。これでは高血圧患者が多発するのは当然です。ましてや問題のない人でも高血圧患者にされやすくなります。そして薬が処方されるのです。
しかし他国では24時間、もしくは48時間血圧計を装着し、最低血圧を測り、血圧が異常か判断するそうです。それが高すぎなければ、つまり最低血圧が正常であれば薬は処方されないと言うことです。最低血圧が基準だと言うことです。日本とは真逆です。
果たしてどちらが正しいでしょうか?日本の場合薬の処方ありきで、薬漬けにしようとする意図を感じます。一方、他国は安易に薬は処方したくないという意思を感じます。あくまで感想です。
この違いを知ってどう思いますか?
私達の寿命が伸びた要因を、医療の発達と勘違いしている人が多いと思います。一部、救急救命、延命措置ができるなど間違いとは言いませんが、最大の要因は、栄養状態、衛生状態が格段に良くなったからです。飽食時代の現代では、タンパク質、脂質、炭水化物、いわゆる三大栄養素が豊富に摂取できるため、戦前に多かった脳出血など命に関わる、いわゆる病気が激減したことと、衛生状態が改善したことで感染症などが抑制されたためです。
医療が発達し、創薬技術が進んだことで救える命が増えたことは確かだと思いますが、同時に病人は増えているようです。この状況で何故病人が増えるのでしょう。一つ思い当たることがあります。近年、血圧をむやみに下げる人が非常に増えたことです。
高齢になるほど血圧が高い方が健康を維持できることが多い、と言う医者も少なくありません。血流悪化は万病の元です。何度も言いますが、100歳を超えて自立でき、元気な人の血圧は156~220だという研究データがあるそうです。