前回血小板について述べましたが、補足しておきます。
血小板が減少した場合においては、紙一重で、血管が詰まるか、破れるかが起こるのです。体内で血管が破れると、その箇所に血小板などの血液凝固因子が集まります。その際、血小板などが足りないと止血できず、脳出血などになる可能性が高いのですが、緊急事態なので、少ない血小板でも集まりすぎる(これは、血小板を減らそうとする、あるいは血小板の働きを阻害するものに対する体の抵抗です)ことはあるでしょう。その場合、逆に血管を詰める、脳梗塞の可能性もあると言うことです。どちらになるかはその人の体の状態により違いが出ます。特にタンパク質が足りていない方は、血管が破れることに、タンパク質が足りている方は詰まることになるのでしょう。
タンパク質の摂取量により血管の強さは変わります。
ですから大事な血小板などを減らす、あるいは血小板などの働きを阻害するべきではないのです。そして破れにくい血管を作るためにしっかりとタンパク質を摂る必要があるのです。